作曲・浄書・指導・音響

金沢音楽制作

金沢音楽制作では、楽曲・楽譜の制作と、作曲や写譜などレッスンを行っています。


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25)ネット検閲に反対

政府がISP(プロバイダ)に対し、アニメ・マンガなどの海賊版サイトのブロッキング措置を検討しているらしいです。これは、「通信の秘密」の侵害のみならず、「表現の自由」(アクセス権の侵害)や「検閲」に当たる行為です。断固反対します。(児童ポルノサイトはすでにブロッキングされていますが、人権に絡む緊急的な事案であり、妥当だと思います。)

今回の海賊版サイト問題は、サイトが海外サーバーで運営されていた場合、日本が何もできない事を世に知らしめた一件です。裏返せば、海外サーバーを使えば何をしても大丈夫ということです。一方、FBIは2016年にダークウェブで運営されていた児童ポルノサイトを摘発することに成功しています。この差は一体なんなのか、検閲という手段でしか対応できない日本は名実ともにIT後進国なのだろうか。

追記(4/13):4月13日、政府はISPに三つのサイトのブロッキングを自主的に行うよう要請しました。民間に押し付けた、もっとも堕落した形です。DNSブロッキングは、DNSキャッシュ(プロキシ・サーバー)を使うか、IPアドレスを直打ちすれば簡単に突破できます。今後、いたちごっこになるのは想像にかたいでしょう。そして次の段階では、中経路でパケットを監視し、トラフィックを透明化するDPI (Deep Packet Inspection) の導入が考えられます。しかし、これは完全なネット検閲です。陰謀論であることを願っています。

追記(4/24):4月23日、NTTグループのISPの4社(日本電信電話(NTT)、NTTコミュニケーションズ(OCN)、NTTドコモ、NTTぷらら)が連盟でブロッキングを実施することを発表しました(インターネット上の海賊版サイトに対するブロッキングの実施について)。もうがっかりですね。NTTが実施すれば、他のISPも追随する可能性が高いと思います。特定サイトのブロッキングは、中国のネット検閲システム「金盾(グレート・ファイアウォール)」と程度の差でこそあれ同一でしょう。なお、JPIPA(日本インターネットプロバイダー協会)は、海賊版サイトのブロッキングに対して反対の立場を明確に表明しています(NTTグループのブロッキング実施の報道について)。

2018/04/12


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