インヴェンションもどき

インヴェンションもどきです。ニ短調、4/4拍子。和声や転調は、かなりいい加減です。15小節目から主題が終わる前に次の主題が始まるストレッタがあります。
作曲・浄書・指導・音響
金沢音楽制作では、楽曲・楽譜の制作と、作曲や写譜などレッスンを行っています。
初期の頃に作曲した楽曲です。あまり初期の頃の楽曲を公開している人はいない気がしますので、あえて公開します。少し勉強すれば作れそうな曲ばかりです。逆に言えば、少し勉強すれば誰でも書けるということです。クラシックの曲がメインですが、ポピュラーの曲も発掘できれば公開していきます。
ここでいう初期とは、和声法や対位法、楽式などをあまり知らなかった頃、という意味です。
インヴェンションもどきです。ニ短調、4/4拍子。和声や転調は、かなりいい加減です。15小節目から主題が終わる前に次の主題が始まるストレッタがあります。
短いソナチネの曲です。イ短調、4/4拍子。ソナチネとは小規模なソナタ形式のことです。クーラウやクレメンティを参考に作曲したと思います。ソナチネを書くことで転調ができる様になります。
第一旋法による二声のカノンです。第一旋法とはドリア旋法のことです。一小節ずらして8度で模倣しています。おそらく初めて書いたカノンだと思います。旋律の殆どが順次進行で構成されています。6小節あたりの中盤は同じリズムや、同時に発音する箇所が多いため、音楽的には退屈です。
二声のインヴェンションです。ヘ短調、4/4拍子。かなり苦しい仕上がりになっています。二重対位法を用いていますが、転回の効果も弱いし、連続5度もあるわでよく完成させたなという感想です。コーダはそこそこ書けてる気がします。
ソロフルートの短い曲です。ニ短調、4/4拍子。バッハ《無伴奏フルートのためのパルティータ》を意識したものです。三声っぽく始まりますが出だしだけです。このように、一つの声部を分散させて複声部に見せかける技法を擬似対位法と言います。
作った記憶がないトリオ・ソナタ。勢いはあるが、模倣技法がまだ身に着いていないし、形式も全く意識していない。そして、数字付き低音は正しいのか分からない。なお、減音程は「/」、本位記号は「n」、で表している。