作曲・浄書・指導・音響

金沢音楽制作

金沢音楽制作では、楽曲・楽譜の制作と、作曲や写譜などレッスンを行っています。


167)何事も無批判に受け入れる

最近、寝る前にYouTubeを見るようになったんだけど、ひろゆきがとても人気らしく驚いている。あの2chの元管理人のひろゆきがですよ。30代以降は、ひろゆきにあまりいい印象をもってないと思うのだが、若年層はそうでもないようだ。

LINEが15〜24歳までの男女を対象に、「いちばん信頼している/参考にしているインフルエンサー・有名人」を調査したところ、ひろゆきがHIKAKINに次ぐ2位に輝いていた。(「ひろゆき「信頼しているインフルエンサー」で2位 YouTubeやTikTokで若年層からも支持」2021-05-21)。ただし、調査対象からも分かる通り、あくまでも学生が中心の調査であることに注意が必要だろう。いい大人がHIKAKINやひろゆきを尊敬しているとすれば、ちょっとまずいのはないか。

さて、ひろゆきの人気の秘密は論破力にあるそうな。なんでもABEMA Primeというネット討論番組で、ゲストを次々と論破する姿がかっこいいらしい。実際に見れば分かるが論破でもなんでもない。ただの詭弁と屁理屈によって相手を黙らしているだけである。

ひろゆきは議論を、勝ち/負け、頭が良い/悪い、でしか判断していない節がある。そのため、非対称の極論をふっかけたり、「Yes/No」で答えさせるクローズド・クエッションを強要したりする(A=B=C=DならD=Aである、というが、実際は包含関係にあったり他要素との論理演算の結果であり、逆は成立しないことが殆どだ)。その根底にあるのは、昔の2chのレスバトルだろう。レスバトルは、「反論がないなら俺の勝ちだぞ」というコピペが表すよう、最後に書き込んだものこそが勝者となるのだ。

ちなみに、いいと思ったこともある。ひろゆきは、自身のYouTubeチャンネルで視聴者からよせられた相談や質問に答えているのだが、ポジティプな方向に持っていくのはいいと思う。また、楽に稼げる系の胡散臭い話に対して、「そんなものはありません!」と言い切る点も評価する。

とはいえ、ひろゆき(に限らず)の言うことを無批判に受け入れている人はどうかと思う。それをひろゆきに言わせれば、頭の悪いバカということになるではないか。

2021-05-24