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金沢音楽制作

金沢音楽制作では、楽曲・楽譜の制作と、作曲や写譜などレッスンを行っています。


160)文庫漫画の装丁が嫌

講談社の叢書「手塚治虫文庫全集」をゆっくりと集めている。ふと、1990年頃に買った、手塚の文庫漫画の表紙絵が怖かったことを思い出した。いわゆるリアル系イラストなんだけど、どこか無機質な感じがして不気味だった。写実的に描かれたブラック・ジャックなんて、ぼくのイメージとあまりにもかけ離れていたのだ。調べてみると、西口司郎というイラストレーターが描いたようだ。

90年代に有名な漫画が、文庫版、ハードカバー版、愛蔵版などの形態でよく出版されていた。そして、その装丁の多くは作者が関わっていないであろう、よく分からないものだった。しかし、それがダメかと言うとそうでもないだろう。ぼくは、中央公論社の愛蔵版の装丁に惹かれてジャケ買いしている。でも、CGや外国語を多様した装丁を見ると、内容とのイメージに乖離を感じるのか、とても侘しい気持ちになる。

2021-03-23