作曲・浄書・指導・音響

金沢音楽制作

金沢音楽制作では、楽曲・楽譜の制作と、作曲や写譜などレッスンを行っています。


157)あっさりと繋がり合う

この記事は単なる感想文で、考察でもなんでもないです。3月8日公開の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』(シンエヴァ)を公開当日にみてきた。この作品は、2007年から始まったシリーズ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の最終話にあたる。

まず、ぼくはいわゆるエヴァオタクではない。小学生の時にテレビで『新世紀エヴァンゲリオン』(1995-96、石川県の放送は1997年)をみてからそのままずるずるとエヴァを見続けいてだけである。また、監督の庵野秀明が好きな訳でもない。空疎なものを使ってオタクの心を掴むのはうまいと思うが。

さて、率直に感想を述べさせてもらうと、語ることが思いつかない程つまらなかった。強いて言えることは、エヴァンゲリオンは確かに終わった、くらいだろうか。残念ながらこの程度の作品であった。でもこうしてブログを書いているので、エヴァに魅力を感じていたのは間違いない。

『エヴァンゲリオン』(テレビ放送版、旧劇場版)のテーマは、「人と人は繋がりあえない」という一貫したものだった。人には心の壁があり、その心の壁が他者を遠ざけ傷つける。つまり、他者と繋がることの恐怖(=繋がり合えない)が描かれている訳ですよ。一方、シンエヴァではそんなテーマなどどこ吹く風、人と人は簡単に繋がり合えるのだ。はい、ちゃんちゃん。

映像的にも眼を見張るものはなかった。女キャラクターの尻ばっか気合入れて描かれていたけど、そんな所よりも力入れなきゃならんところ沢山あるでしょう。あのチープなCGどうにかならなかったのかね(あれは現実を表現している、とかどうでもよいのです)。

音楽は、冒頭で提示された劇伴のオーケストラによるテーマ曲は悪くなかった。鷺巣詩郎ってこんなにオーケストレーション上手かったかな、と思ったが、クレジットタイトルに天野正道の名があったので、天野の仕事かも知れない。でもそれ以外はなにも記憶にない。

しかし、上映時間が155分もあるのだから、途中休憩くらい挟んでくれよ。

2021-03-09