作曲・浄書・指導・音響

金沢音楽制作

金沢音楽制作では、楽曲・楽譜の制作と、作曲や写譜などレッスンを行っています。


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138)鳴り物入りの最高傑作

令和最高のアニメ作品が決まった。鳴り物入りで始まったアニメ『Gibiate』だ。この作品を一言で表すなら、90年代のOVAと00年代の低予算アニメ、そしてクールジャパンの三位一体による怪作だろうか。古臭い設定と演出、そして稚拙な脚本もさることながら、豪華な製作陣に目がいく。

製作陣として、キャラクターデザインに天野喜孝、モンスターデザインに芹沢直樹、劇伴に古代祐三、そして、主題歌はSUGIZOプロデュースの吉田兄弟、大黒摩季がおり、他にも刀鍛冶や書道家の著名人も名を連ねているようだ。この一昔前のセンスとしか言いようのないメンバーも相まってその怪作っぷりが際立つ。

怪作アニメ三銃士として、昭和の『チャージマン研』(1974)、平成の『MUSASHI -GUN道-』(2006)、そして令和の『Gibiate』(2020)を提案したい。これらは全て、ネタとして愛されているものだ。00年代以降、アニメが粗製濫造されることで、怪作が発生するスパンが短くなっているのだろう。

しかし、『Gibiate』は、前2作とは少し状況が異なっている。前2作はいわゆる低予算アニメだが、『Gibiate』は、潤沢な資金が投入されたにも係わらず、非常に低クオリティな作品に仕上がったからだ。これぞクールジャパン。令和の時代にこんな作品を、それもリアルタイムで見れたことに感動した。

2020-10-18


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