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金沢音楽制作

金沢音楽制作では、楽曲・楽譜の制作と、作曲や写譜などレッスンを行っています。


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110)検査は悪なのか

新型コロナをめぐって、その検査は行わないほうがよい、という風潮が強くなってきた。検査するとよほど困るのだろうか。

先日、ソフトバンクの孫正義が、100万人分の簡易PCR検査(Polymerase Chain Reaction)を無償提供したい、と申し出た。しかし、各方面から検査拡大は悪いことだとされ、取り下げることになった。兎にも角にも、PCR検査反対派が声の大きさがすごいのだ。まあ、目下オリンピックが最重要事項であり、国民のことなどどうでもよいのだろう。PCR検査拡大に反対する意見は、概ね次のようなものだ。

これらに答えよう。まず、医療リソースについてである。これは、希望者全員がPCR検査を受けるという、極論を前提にしている。現実では、新型コロナ感染の疑いがある人をたらい回しにしているという事実がある。つまり、希望者全員に検査を行うのではなく、肺炎の症状がありかつ原因が不明な場合に検査すればよいのである。現状、これすらできていないのだ。

つぎに、コロナ発覚しても治る訳ではない、についてである。自身が、コロナに罹患したか否か、あるいは疑いありという判断は、自身の行動に制約を課すことが可能となる。また、その家族といった身近な人々にも慎重な対応が要請される。つまり、罹患者としてあるべき行動をすることで、感染拡大を阻止できるのである。検査の目的は、治癒可能か否かの判断を下すことではないのだ。

最後に、PCR検査の制度が低い、という意見についてだが、精度が低かったらなんだというのか。このような意見に真面目に対応する必要はない。少しは自分の頭で考えて欲しいものである。

3月12日に、新型インフルエンザ等対策特別措置法の改正案が賛成多数で可決された。この改正案の骨子は、個人の権利を制限する強い権限をもつ緊急事態を宣言できる、というものだ。しかし、もっとも大きな変更点は、民放への介入が可能となったことである。つまり、体制によるアンダーコントール(報道のコントロール)が敷かれた美しい國の誕生である。

2020-03-13


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